| さる7月30日、東京港区の三会堂ビル石垣記念ホールにおいて、『緑の循環』認証材住宅の拡大・普及を起爆剤に 〜持続可能な森林経営と地域の活性化を目指して〜と題して第7回公開フォーラムが開催された。、
〈開催概要〉
地球温暖化が人類の生存基盤を揺るがしかねない状況の中で、森林の役割はグローバル化しており、市民の持続可能な森林経営に対する要請はとみに高まっている。このような中、環境重視の消費性向に敏感な産業側木材需要者は、持続可能な森林経営から産出される木材資源に対して強い期待を寄せている。
今こそ『緑の循環』認証材住宅の拡・普及を進め、森林資源の循環利用を推進し、長期にわたって疲弊している山村地域の活性化の起爆剤にすべく、今回は前記のテーマで実施することとしたものである。
当日は、住宅、製材等の林産・流通関係者、消費者団体、林業関係者、行政・学術関係者、各種NPO等、全国から260名を超える会場一杯の参加を得て、活発な議論が展開された。
はじめに、山田寿夫氏(北海道森林管理局長)他3名から下記のような話題提供を受けた。
山田寿夫氏(北海道森林管理局長):林野庁木材課長、計画課長として森林・林業、林産行政を担った経験をふまえ、我が国森林・林業、木材産業の置かれている厳しい現状とその再生に向けた取り組み、更にはその中での森林認証の役割と期待について論及。
天野 彰氏((株)アトリエ・フォア・エイ代表取締役):地球温暖化防止の観点からも木材の循環利用の推進が喫緊の課題であるとの認識から、「CO2削減、国産認証材利用促進協議会」を立ち上げ、活動していることを紹介。
中尾由一氏((株)菊池建設顧問):@国産材利用の健康住宅、A森林活性化によるCO2削減、B持続可能な林業経営の実現を建設業経営のコンセプトとし、森林認証を受けた国産の無垢材使用を信念として経営してきていることを紹介。
安田 孝氏((有)安田林業代表取締役):太田川流域SGECネットワーク(広島県佐伯郡)のリーダーとして、2年前ネットワークを立ち上げるに至った問題意識(=環境に負荷を与えずに国産材を効率的に利用するには?)、ネットワーク構想の理念、ネットワークの構成、特徴等について紹介。
その後コーディネーター志賀和人氏(筑波大準教授)、コメンテーター坂本有希氏((財)地球・人間環境フォーラム主任研究員)を交え、更には会場からの議論参加を得てパネルディスカッションが行われた。
活発なディスカッションを通じ、温暖化防止等環境を保全しつつ森林地域の活性化を実現する上では、認証材住宅の拡大・普及は起爆剤となりうるものであり、そのためには川上から川下までのネットワークの形成が重要であり有効であるとの共通理解が深まった。
なお、当フォーラムは、(社)国土緑化推進機構が協賛し、林野庁・NPO法人環境共棲住宅「地球の会」・(財)森林文化協会の後援で開催された。


会場風景
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